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園の特色を明確に表現するたった一つのポイント【前編】

投稿者:安堂達也  公開日:2023年2月17日

 

園の特色を明確に表現するたった一つのポイント

それは、お子様にとって、どんな成果をもたらす教育なのかを表現することです。


お客様から独自に作成されて完成したパンフレットや入園を促すための案内資料を拝見しますと、実にもったいないなあと感じることがたびたびあります。新年度に向けてのPRポイントをお伝えいたします。

【保護者から選ばれる園であるために、特色を明確に打ち出す】


パンフレットには、教育理念や保育目標から、園の特色や活動をみな明記しているものですが、その表記の内容が魅力として伝わりにくい表現のままであるものが、ほとんどなのです。


【1.特色にならない特色例

①市内地域全域がほぼ田舎であり、どの園も自然豊かであるのに「自然に恵まれた」と表記している

・地域内で選んでいただくためには、地域の他園にない特色を打ち出すことが大切です

②市内ほぼ全園が「英会話の時間」を外部講師で導入しているが、「英会話の時間があります」としか表記していない

・地域内の皆がやっていることは、より細かく内容を説明して差別化を明確にします
・・「毎週」「毎日」「年少から全学年」「1日の生活を」英語で会話します、など

③仏教園であるのに、若い保護者に避けられるのではないかと仏教園であることを隠して表記しない

・仏教園であることの文化性、精神性が、どのように保育を支えているかを明確に表現することで支持を得るのです


【2.自園を伝える時の表現のポイント

①昔の体育会系男子のような自己紹介にしない

・「自分は〇〇な男です」と自分を直接的に売り込まない
・・結局「だからなんなの」という流れで終わらせないことが大切です

②あなた(子ども)を主語にした説明文として表記する

・ダイレクトな自園アピールより、子どもがどうなるかを伝える方が保護者に響く
・・「入園後のお子様は〇〇になる」「〇〇な社会人になる」という文体にする
・例)「毎日、仏様に手を合わせています」よりも、(その結果)「神仏や年長者を大切にする心を育てています」と、文章の主語を子どもにして期待する成果を表現した方が、伝わりやすいのです

③初めての資料で多くのことを言い過ぎない

・初めての方に渡す資料なら、特色は絞って表現することが大切
・・多すぎる主張は印象に残らない。インパクトのある代表的な特色で保護者を掴んで、ホームページや園見学に誘導することが大切



上記をお読みいただいた先生の中には、ご自身で自園のパンフレットを見直して、書き直したい思いに駆られる先生もいらっしゃると思いますが、せっかく作ったものですから、リカバリーで補う方法について次回はお伝えいたします。

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その期待にお応えします!

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